産業保健師の資格

産業保健師に必要な資格

では、産業保健師として仕事をしてゆくにはどうすればよいのでしょうか。ここでは狭義の産業保健師として仕事をするための資格についてみてゆきましょう。産業保健師になるために欠かすことができないのは保健師の資格です。ざっとその内容を見ておきましょう。保健師は国家資格です。保健師になるためには国が指定する学校や保健師養成所で指定の単位をまず収める必要があります。期間は最低1年です。看護師の資格を持っていると養成所で1年で取得できます。次に学科のテストがあります。

科目は、地域看護学、疫学・保健統計、保健福祉行政論となっています。地域看護学は、マクロ的に見た一定領域の公衆衛生の基礎を確認するための学問で保健師試験の基礎になります。疫学・保健統計というのは、定量的なデータを継続的に扱うノウハウを覚えるために統計に沿って業務にかかわりのある専門知識を蓄積してゆきます。保健福祉行政論というのは、地方自治体とのかかわりの深い業務の中で法律や政策の基礎を学びます。受験料は5400円で合格率は85%と高めですが、実際には看護師の上級資格のような扱いになっているために受験者が少ない傾向にあります。

次に狭義の産業保健師になるための資格です。産業保健師は日本産業衛生学会保健部の行っているスクーリングで単位を取得する必要があります。単位は難しいものではないですが、継続的な講座の受講が必要で資格の更新手続きも含まれています。最低履修単位は50単位(50時間)で、6000時程度の論文を書く必要があります。看護師から産業看護師になるのはやや難易度が高い一方で、産業保健師は比較的なりやすく、民間で仕事をする保健師は取得率が高い傾向があります。

しかし、民間で仕事をする産業保健師はほかに資格を持っていることが少なくありません。統計データによると心理相談担当者(THP)、産業保健指導担当者、また、産業カウンセラーを取得している人が全体の3割以上4割以下いるようです。そのほかに少数ですが臨床心理士、労働衛生コンサルタント、産業カウンセラー、産業環境測定士を所有している人がいるようです。

いづれにせよ、偶然なる仕事ではなく保健師になる目的を持って地道な研鑽をしてゆく必要があります。資格を取得して仕事をしてゆくためには目的意識を欠かすことができません。産業保健師として仕事を始めるためには国家資格の保健師以外が絶対に必要というわけではありませんが、資格は転職をするときに非常に強い武器になるでしょう。アピールポイントを増やすために日々の研鑽を怠らないようにしたいです。

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